ギャンブルにのめり込んでいた頃、私たちの頭の中はいつも自分の声でいっぱいだった。
「次は当たるか」
「軍資金どうしよう」
「取り返さなきゃ」
その“自分の声”は、ギャンブルをやめたあとも、しばらく残り続ける。
仲間の話を聞いているつもりでも、つい自分のことを考えてしまい、相手の本音が抜け落ちてしまう。
これは、相手を軽視しているのではない。
長年「自分の頭の中だけで生きてきた」依存症の特徴だ。
だからこそ、私たちは意識して“聞く”練習をする。
聞くとは、テクニックではなく「相手を尊重する姿勢」。
「そうだったんだ」
「大変だったね」
「苦しかったよね」
と受け止め、必要なら「私にできることある?」と声をかける。
それだけで、人との距離はぐっと縮まる。
私たちは長く、白黒の世界で生きてきた。
だから、「ただ受け止める」という行為は最初は難しい。
でも、できるようになると、人とつながれて、孤独が減っていく。
耳を傾ける力は、脱ギャンブルを深めてくれる大切な力だ。
今日だけ、自分の中の声を少し静めてみよう。
・評価しない
・比べない
・結論を急がない
・自分の番を考え続けない
ただ、相手が何を言おうとしているのかを聞いてみる。
それだけで、あなたの脱ギャンブルはまた一歩進む。

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